私は以前からどのような環境においても同様の環境のOSを用意できたらいいなと思っていました。これを実現するためには、例えば「ノートPCを持ち運ぶ」などの手段がありますが、重いですし何より面倒です。そこで大容量のHDD、ここではPortable HDDにUbuntuをインストールすることを考えます。この記事では、その準備段階として、UbuntuをインストールするためのLive USBを作成する方法について説明します。
必要なもの
- UbuntuをインストールするUSB
- Windows(ここではWindows7)の入ったPC
- UbuntuのISOイメージ
- LinuxLive USB Creator(Windows用ソフトウェア)
手順
全体の流れを以下に示します。- UbuntuのISOイメージをダウンロードする。
- LinuxLive USB Creatorをダウンロードする。
- LinuxLive USB Creatorを使ってUSBにUbuntuのISOイメージを焼く。
1. UbuntuのISOイメージをダウンロードする。
https://www.ubuntulinux.jp/download/ja-remixを開いてお好みのバージョンのUbuntuをダウンロードしてください。今回はサポート期間の長いUbuntu 14.04 LTSをダウンロードしました。32bit版と64bit版があるので、使う環境に合わせてお好きな方をダウンロードしてください。なお当方では、32bit版をダウンロードしたので、これを元に説明していきます。
2. LinuxLive USB Creatorをダウンロードする。
http://www.linuxliveusb.com/en/downloadのページを開いてください。LinuxLive USB Creatorの最新版(本記事投稿時:Version 2.9.3)をダウンロードしてください。
3. LinuxLive USB Creatorを使ってUSBにUbuntuのISOイメージを焼く。
ダウンロードが完了したら、exeファイルを実行し、インストーラの指示に従ってください。インストールが完了すると以下のような画面が表示されます。インストールが完了したら、「LinuxLive USB Creatorを実行(R)」にチェックをいれ、[完了(F)]をクリックしてください。すると、以下のような画面が表示されます。(背景の赤色はPCの壁紙の色です)
ここからは各STEPの説明を行います。
STEP 1
Live起動のUbuntuを作成する際に使うUSBを選択してください。
STEP 2
先ほどダウンロードしたUbuntuのISOイメージを選択してください。
STEP 3
STEP 2まで終わらせるとSTEP 3では以下のような画面が表示されます。今回はライブモードで作成するので、特に値はいじらずそのままで大丈夫です。
STEP 4
オプションは各自のお好みでどうぞ。オプションの詳細は以下のとおりです。今回使ったUSBは元々フォーマットしておいたのですべてチェックを外しましたが、フォーマットを行っていない場合はフォーマットしておくことを推奨します。
- 作成したファイルを隠す : USBにUbuntuをインストールした際に,Windows側から展開されたファイルを見えないようにする.
- FAT32でフォーマットする : 文字通りUSBドライブをFAT32でフォーマットします.
- LinuxLiveをWindows上で起動可能にする : チェックを入れると,USB内にVirtual Boxがインストールされ,Windows上でLinuxディストリビューションを起動できるようにします.
STEP 5
STEP 4まで終了したら、あとは雷アイコンをクリックすることでUSBにUbuntuのインストールを開始します。しばらく時間がかかりますが、以下のような画面が表示されれば完了です。
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