Portable HDDにUbuntuをインストール:準備編2「Portable HDDのパーティション分割」


前回の記事で無事にUbuntuをLive起動のできるUSBが作成できたら、次は「UbuntuをインストールするSystem領域」と「OS依存なくデータ保存を行えるData領域」、「OS稼働時のメモリ不足対策に用いるSwap領域」をそれぞれ作成したいと思います。そこで、今回はポータブルHDDのパーティション分割を行います。(ただ単にUbuntuをHDDにインストールしたい方は今回の記事は飛ばしてもらって大丈夫です。)

では内容に入ります。

必要なもの

  • 前回の記事で作成したUbuntuをLive起動できるUSB
  • 作業を行う際に使うPC
  • ポータブルHDD(今回はSilicon-Power製のStream S03(1TB)を用いました)

手順

全体の流れを以下に示します。
  1. USBでUbuntuをLive起動する。
  2. Gpartedを用いてポータブルHDDのパーティションを分ける。
では、実際に手順に従っていきましょう。

1. USBでUbuntuをLive起動する。

USBでUbuntuを起動すると、しばらくしてインストール画面で「ようこそ」と出ます。そこで、「Ubuntuを試す」を選択します。


2. Gpartedを用いてポータブルHDDのパーティションを分ける。

しばらくすると、Ubuntuが起動します。起動したら、Launcherの左上にあるDashホームを選択します。そこで、「Gparted」と入力してください。その後、検索で出てきたアプリケーションを開いてください。


Gpartedが起動すると図のような画面が表示されます。右上で今回使用するポータブルHDDを選択します(今回は/dev/sdc)。パーティション名/dev/sdc1の横を見ると、鍵のマークのようなものがありパーティションの編集を行えません。そこで、/dev/sdc1を選択し、[右クリック]→[アンマウント]を選択してください。これによりパーティションの編集を可能にします。


ここからはHDDのパーティション分割を行います。/dev/sdc1を選択し、[右クリック]→[リサイズ/移動]を選択すると図のような画面が表示されます。ここで、OSをインストールするSystem領域の大きさにリサイズを行います(今回は150GiB(150000MiB))。その後、作成したパーティションを選択し、[右クリック]→[フォーマット]を選択、"ext4"を選択します。


次に、未割り当てを選択します。[右クリック]→[新規]を選択すると、図のような画面が表示されます。ここにData領域を割り当てます。Data領域の大きさはあとで作るSwap領域の大きさ(ここでは1.5GiB)に合わせて決定します。また、ファイルシステムは、WindowsやUbuntuでも使用することが可能な"ntfs"にしました。


同様にしてSwap領域も作成します。Swap領域の大きさは、先ほども書きましたが今回は1.5GiBとしました。また、ファイルシステムは"linux-swap"としました。


以上で準備完了です。あとは、実際に設定した内容を適用していきます。緑色のチェックボタンを選択することで適用されます。


適用が完了し図のような画面が表示されれば、ポータブルHDDのパーティション分割が完了します。


以上。

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